竹久みちさんが、死去なされたというニュースを見て、
竹久みちさんを思い出しました。
みなさんは竹久みちさんを覚えてますか？
「三越の女帝」の異名を持つ女性です。
１９８０年代を代表する事件の１つである「三越事件」を覚えているでしょうか？
１９８０年代を代表する事件の１つである「三越事件」を覚えているでしょうか？
簡単にまとめますと、大手百貨店「三越」の社長に就任した岡田茂氏（１９９５年
７月死去）が、徹底的なワンマン体制を敷き、敵対する同僚たちを次々と解雇。
さらには愛人の竹久みちさんに三越を取引先とする貿易会社「オリエント交易」を
設立させ、そこへ多額の仲介手数料を支払うなどしていた問題です。
そのお金がどこに流れていたのかは、いわずもがなですね。
１９８２年に東京地検特捜部に「商法の特別背任」で逮捕され、のちに実刑判決を
受けています。ちなみに岡田氏は１９９５年、公判中に腎不全で死亡しています。
岡田氏の愛人として三越の人事に介入しては絶大な権力を奮い、「三越の女帝」と
呼ばれた竹久みちさんが動脈瘤のために死去しました。享年７９歳でした。
竹久みちさん（本名・小島美知子）は、１９３０年に東京都北区で生まれました。
共立女子専門学校（現在は共立女子大学）を卒業後してから、アクセサリーデザイ
ナーの草分けとして活躍。当時からテレビなどにも出演する著名人でした。
１９６３年、三越の宣伝部長をしていた岡田氏と知り合い、１９７２年に岡田氏が
三越の社長に就任すると、上記のように貿易会社「オリエント交易」を設立して、
アクセサリの輸入を行い、多額の仲介手数料をもらっていたのです。
東京地検特捜部に逮捕された竹久さんは、１９９７年に懲役２年６月の実刑判決が
確定していました。
後年の竹久さんは、アートフラワーを販売したり、ギャラリースペースをレンタル
するなどの事業を行っていたそうです。
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