2009年9月2日水曜日

初の性犯罪、裁判員裁判

本日、一番の興味深いニュースといえば、これでしょう。
「裁判員裁判初となる性犯罪を審理」です。
傍聴希望者はなんと1000人越え。たしかに、これは知っておきたいですね。

2日、全国で3例目となる裁判員裁判が青森県の青森地裁で開廷しました。
今回は制度初の性犯罪事件を扱うことになります。

強盗強姦罪などに問われている住所不定、無職の田嶋靖広被告(22)は、
女性2人に対する強盗強姦罪その他の4つの事件で起訴されています。
田嶋被告は容疑を全面的に認めているということです。

今回の注目点は2つあります。まずは量刑の重さです。暴力で性を踏みにじるという悪質かつ感情的な事件なので、裁判員たちがどのように判断を下すのでしょうか。

もう1つの注目点が、2人女性被害者のプライバシーをどのように守りつつ裁判を進行させるのか、というところです。
裁判所では、被告人質問においてビデオリンク方式が採用し、被害者が法廷とは離れた別室において、映像と音声で意見陳述を行うということです。

強姦は量刑が軽く、再犯制の高い犯罪と言われています。そのために日本でも急増している犯罪の1つです。
今回の裁判によって厳しい量刑が下されれば、強姦という犯罪が減少する可能性もあります。
被告は22歳と若いため、量刑を下すのに2つの考え方があると思います。
1つは、量刑を軽くして更生をうながすというもの。
もう1つが、量刑を重くするもの。22歳ですから、10年の刑に服しても社会更生する時間は十分に残されています。

2日の青森地裁には、38枚の一般傍聴券を求めて約26倍の977人が長蛇の列を作ったということです。
とくに女性の姿が目立ったということで、青森市に住む主婦は、

「報道で見て興味を持ちました。裁判員裁判になって、性犯罪事件の審理がどう変わるのか、女性の立場で見守りたい」とコメントしています。


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