11月20日、映画「レオニー」が全国公開となりましたが、
その初日、角川シネマ新宿では舞台あいさつが行われ、出演者の
中村獅童、吉行和子、山野海、音楽を手掛けたヤン・A・P・
カチュマレク、そして監督の松井久子が登壇して集まった
ファンにお礼を述べていました。
映画「レオニー」は、レオニー・ギルモアの波乱の生涯を描いた
伝記ドラマです。レオニー・ギルモアは、世界的彫刻家である
イサム・ノグチの母親で、シングルマザーとして彼を育てた
アメリカ人女性で、中村はそのイサム・ノグチの父親で、
レオニーと恋仲になる日本人青年の詩人・野口米次郎を
演じています。
中村獅童が演じた日本人青年の詩人・野口米次郎は、
身勝手な振る舞いが目立つにもかかわらず非常に魅力的な
日本人青年で、松井監督からの熱心なアプローチに応えて
中村獅童が快諾し、出演が決まったそうです。
舞台あいさつで中村は「マスコミのみなさんをお騒がせしている
ときにこの役をもらって複雑な気持ちでした（笑）」と、
私生活を絡めた自虐的な発言で会場から笑いをとっていましたが
これまで中村獅童は、芸能界でさまざまな女性を相手に浮き名を
流してきており、今回の役柄は女性を翻弄（ほんろう）する役柄
でもあったのでこういった自虐的な発言になったのでしょう。
監督を務めた松井久子氏は、映画『ユキエ』『折り梅』での
映像が高く評価されている実力派で、今回、「レオニー」の
製作には7年の歳月をかけたといいます。気合の入った
日米合作映画だけに、年末にかけて話題にのぼることも
多そうです。
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